青葉署生活安全課よりお知らせ

青葉警察署生活安全課より下記のお知らせをいただきました。
所持者の皆様はよくお読みになり、事故や犯罪に巻き込まれないよう十分にご注意ください。

保管管理について

平成30年中の猟銃等に係る盗難事件は、全国で1件2丁発しました。
猟銃等の保管管理については、 法令で定める規則の遵守はもちろんのこと、猟銃等を積んだまま車両から離れることなどないようお願いいたします。
しかし、万が一、盗難被害に遭ってしまった場合においては、猟銃等が二次的犯罪に使用されることがないよう、

  • 分解可能な銃は、必ず分解して保管すること
  • 分解不可能な銃は、ボルトや遊底を抜き取って保管すること
  • 先台やボルト等重要部分は、銃本体とは別に保管すること
  • 銃と実包を同一建物に保管しないこと
  • 確実な施錠と定期的な保管状況の確認をすること

については、確実に実施をしておいてください。

事故について

本年の狩猟期間も近づく中、皆様方は狩猟中の事故防止に最大限の注意を払っていただいていることと存じております。
しかし、残念ながら暴発や安全不確認による事故など、全国で死亡、重傷事故等が発生しています。
猟銃等に係る事件事故のうち、人身事故は、その内容如何にかかわらず社会的反響が極めて大きいものであります。
したがいまして、皆様には釈迦に説法ではありますが、 猟銃等の適正な取り扱いや全盛菜保管管理、狩猟ルールやマナーの厳守等に努めていただくとともに、猟銃等者所持者の模範となるべく、猟銃等に係る事件事故の未然防止を徹底していただきますようお願い申し上げます。
平成30年度の狩猟期における全国の猟銃等に係る人身事故発生状況は、発生件数12件、死亡者2名、重傷者7名、軽症者3名で、前年度と比較して増加傾向でした。
今後とも人身事故の発生をなくすため、引き続き事故防止の徹底を図っていただきますようお願いいたします。
人身事故の発生原因は、「暴発」「矢先の安全不確認」「誤射」等によるものでした。
そこで、猟銃等取扱いの五原則である

  • 銃は、常に自己の管理下に置くこと
  • 銃口は、人のいる方向に絶対に向けないこと
  • 実包の装填は、発射の直前までしないこと
  • 薬室は、発射する時以外は脱包して、必ず開放しておくこと
  • 銃は、酒気を帯びているとき等は手にしないこと

を徹底していただきますとともに、 猟銃等の取扱い及び射撃方法の基本事項を体得し、射撃技能の向上を図るためにも、指定射撃場における定期的な射撃練習をしていただきますようお願いいたします。

県内の治安情勢について

少し話は変わりますが、平成30年の県内の治安の目標となる刑法犯認知件数は昨年比マイナス約6,800件、さらに本年も6月末現在で、前年同期比マイナス約2,600件と年々減少傾向にあります。
その一方で、「振り込め詐欺」の被害は増加傾向にあり、平成30年の県内における認知件数は約2,600 件、被害総額約58億9,200万円でした。
青葉区内につきましては、平成30年は約119件、被害総額は約1億9,000万円で、令和元年6月末現在で、認知件数約50件、被害額約9,700万円です。
特に注意していただきたいのは、「キャッシュカードを直接だましとる詐欺」が急増していることです。
警察官や銀行協会の職員等が、直接キャッシュカードを受け取りに行くことはありません。
他人に、暗証番号を伝えたり、 キャッシュカードを絶対に渡さないようくれぐれもお願いいたします。
また、県警察では、「サギ撲滅の2本柱」として

  1. こんな言葉を電話で聞いたらサギだ!
    • 急にお金が必要!用意して!
    • キャッシュカードを預かります
    • ATMで医療費を還付します
  2. 留守番電話設定のお願い!
    • 犯人は留守番電話を嫌います
    • 常に留守番電話設定を!
    • 留守番電話が作動する前に取らないで!
    • 迷惑電話防止機能付き機器の購入検討を!

を掲げ、被害防止を図っています。
どうか、皆様だけでなく、家族の方々も同様の被害に遭わないように注意していただきたいと思います。
今後も、犯罪のない安全で安心して暮らせるまちづくりを皆様と共に目指していきたいと考えております。

有意義な狩猟には、猟銃等に係る事件事故の未然防止が必要不可欠であります。一度狩猟事故が発生すれば自身はもとより、被害者とその家族を不幸にしてしまうことになります。是非とも猟銃等の取扱い、射撃方法及び保管管理につきましては、「基本の確認と実践」を厳守していただくとともに、 注意喚起のため相互に積極的に一声掛け合うなどして、猟銃等に係る事件事故の絶無を図っていただきますようお願いいたします。